日本語の「肝」と「胆」は臓器として中国語とまったく同じ漢字で同じ意味を持っていますが、しかし、
その他の意味になると、いろいろ面白い言葉使いを発見しました。
例えば、日本語の「肝が太い」を中国語に訳すると、「胆子大」となります。
「肝が小さい」を中国語に訳すると、「胆小鬼」となります。他にもいろいろあります。
「肝が据わっている」を中国語に訳すると、「胆子壮」となります。
「肝を抜かれる」を中国語に訳すると、「吓破胆」となります。
「肝を冷やす」を中国語に訳すると、「提心吊胆」となります。
「肝試し」を中国語に訳すると、「试试胆量」となります。
同じ意味の言葉でも、どうも日本語は「肝」を偏愛するのに、中国語は「胆」を偏愛します。
中国語の「肝」と「胆」の一番有名な言葉は「肝胆相照」という四字熟語です。
日本語も似ている言葉「肝胆相照らす」もあります。意味がまったく同じです。
所謂、「互いに真心を打ち明けて深く交わること」です。意味から見て分かると思いますが、「肝」はまた「心」と関わってきます。
例えば、日本語の「肝に銘じる」を中国語に訳すると、「铭记在心」となります。
「肝をいる」を中国語に訳すると、「操心」となります。
「肝を落とす」を中国語に訳すると、「灰心丧气」となります。
日本の国語辞典を調べて見ると、「きも」の読み方の漢字は「肝」と「胆」が両方とも出てきました。
どうして上記のような言葉には中国語は「胆」の漢字に定着していたのに、日本語は「肝」のほうに定着していたのか、分かりません。
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